2012.6.20
そこで、新兵器を導入しました。簡単に説明すると強い風だけが出るドライヤーです。洗濯で脱水するようなイメージで、風で水分を飛ばします。これを使用後にドライヤーを使うことで乾燥時間が1/3くらいに短縮することができました。
”もなか”はまだまだ小さいですが、背中に乗れる大きさではなくなっていました。おやつがあればカメラ目線ができるところは変わっていません。(二人とも)
”ダイ”くんは前回は遊んでくれませんでしたが、今日は疲れ果てるまで遊んでくれました。”もなか”をやっと犬として認めてくれたのでしょうか。
帰宅後はしばらく寝た後、自分と同じ大きさの巨大人形と遊びはじめました。床に見えるのは本日用意した夏対策用の、ひんやりするアルミマット(口の下)と大理石マット(後ろ足の下)です。今のところ無視です。(せっかく買ったのに。)
2012.7.24
近所のドック同伴OKのブリットボウルさんに行ってきました。”もなか”はドックカフェに行くのが初めてでしたのでちょっと心配していました。やっぱり初めは、周りの皆さんやウエイターさんに触って欲しくてしかたなかったです。しばらくするとお利口さんにできました。ソファーに座ってくつろいでます。
ワンプレートというワンちゃん用の食事を頂きました。メニューは玄米ご飯、キャベツ、ササミ、カボチャ団子、ジャガイモ団子、トマトでした。ワンちゃん用の箸が添えられていました。お隣のプードルちゃんは箸でお上品にもらっていましたが”もなか”はもちろん直食いでした。
ただ玄米は嫌いでした。米で遊び始めたので取り上げました。
2012.7.31
長良川の支流、板取川で川遊びをしてきました。地図には載っていない地元民だけが集うとっておきの場所です。
”もなか”は初めての川でしたが、上手に泳いでいました。でも泳ぐより走り回るほうが好きでした。水深20cmくらいの浅瀬が広がっており、そこでずーっと一人で走り回っていました。はねた水を食べようとしています。
”もなか”は人がいれば触って欲しくて仕方ない性格ですが、周りの人も気にならないくらいのテンションの上がり方でした。ごはん以外で一番楽しい出来事だったかもしれません。”そら”はもともと川は好きではありませんが、体の自由が利かなくなりさらに嫌いになったようです。遊びではなく、水中リハビリ状態でした。
2012.8.8
一昨日”そら”が9才になりました。
今までの誕生日は気がついたら過ぎていたことが多かったですが、調子が悪くなった今年は指折り数える感じでした。この数か月で強い発作が起きて半日間意識が無くなるようなことが2回ありました。今はヨロヨロしながらも調子は良好なので忘れていますが、その時は9才までは頑張れと思ったものです。ちなみにケーキは人間用です。イチゴだけプレゼントしました。
”もなか”は変なものを怖がります。ペプシコーラのおまけで塩化ビニール製の人形がついてきます。それを見せたところ怖いけど・・、遊びたいけど・・と複雑な気持ちになるみたいです。
2012.8.9
”もなか”が6カ月になったため避妊手術をしました。自分の家の子を手術するのは何か嫌なものです。”そら”で1回したことがあり、今回の”もなか”で2回目でした。ごはん抜かれて不満な感じと(左)、何されるんだろうという不安な感じです(右)。
麻酔から覚めた後は、他の子の避妊手術ではあまり聞いたことが無いような強い痛がりかたをしました。鎮痛剤を何回か使いましたがあまり効果はありませんでした。結局術後3時間後に、お菓子の袋を開ける音を聞くまではずっとピーピー、ハアハアでした。
動物たちが手術を受けるときは、朝ご飯を抜かれ、動物病院に連れていかれ、置いて行かれ、知らない人に囲まれて、といった日常とは異なる経験をします。そのため、「今日は何かが違う。何かをされる。」と、ある程度覚悟ができていると思います。”もなか”は朝ご飯は抜かれましたが、自分の家で、信頼できる家族に囲まれ中で、強い痛みを受けたため、混乱・困惑をしていたように思います。
強い痛みは、肉体的ダメージ半分、精神的ダメージ半分だったと思われます。その証拠に、どんな薬よりもおやつが強い鎮痛剤になりました。
写真は術後24時間目の写真です。おもちゃでも遊べますし、キッチンでスタンバイするくらいいつもの食欲もでてきました。
2012.8.24
”もなか”に避妊手術時にマイクロチップを入れました。現在ペットショップではマイクロチップを入れた仔犬を販売している店も少なくありません。震災を期に広がったように思います。飼い主が安易に捨てれないようにするため、という側面もあるようです。マイクロチップは肩甲骨の間付近の皮下に入れることが決まっています。スキャナーを肩にあてると、数字が出てきます。
この数字を日本獣医師会に問い合わせると、どこの誰だかが判明します。使用目的は脱走した場合の個体識別です。脱走の原因には、雷や花火でパニックになった場合、散歩時に首輪が抜けた場合、人が扉を閉め忘れた場合、などが考えられます。
た、外に行くネコちゃんには入れたほうがいいかもしれません。しばらく帰ってこない場合に、近所の人に飼われていた、とか、事故にあって運ばれていた、などのケースが考えられます。ただし、GPS機能はついていないので、誰かに保護されてスキャナーを当ててもらうことが必要です。
マイクロチップは注射で入れることができます。無麻酔でも可能ですが、ワクチン接種の時に使用する針と比較するとかなり太いです。
そのため、”もなか”には避妊手術で麻酔で寝ているときに入れました。
2012.8.30
一昨日”そら”がまた強い発作を起こしました。(起こしたと思われます。)休診日でしたので、4時間ほどの外出から帰ると、深く眠っているような様子でした。目と耳がダメなため、帰宅に反応しない場合も時々あります。しかし、抱き上げると意識が全くない状態でした。心拍数は26(正常は100前後)、体温は35℃(正常は37℃以上)であり、生命活動が強く抑制された状態でした。
それから急いで注射して、点滴をしました。(いわゆる蘇生処置をしました。)すると、1時間後に意識が戻ってきました。(心拍が197まで戻っています。)
おそらく発作から意識消失へと向かったものだと思っています。これで3回目の意識消失でした。カメラを構えたのは何となく今回も戻ってくると思ったから、一呼吸おいて自分自身を落ち着かせるため、という感じだったと思います。今はそんな過去が無かったかのように、ガムを”もなか”にとられないように、ブロックしながら、でも見せつけながら食べています。
”そら”を見ていると医療を超えた生命の神秘を感じます。