新しい血液検査機器でできるようになったこと① コストのお話も・・・

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2024.12.05

新しい血液検査機器でできるようになったこと① コストのお話も・・・

11月1日に新しい血液検査機器を導入しました。

こちらはプロサイトワン、という機器です。

赤血球数、白血球数、血小板数などを計測します。何が新しくできるようになったか、をお知らせします。

 

 

①結果が印字できるようになった。

今までの機器では幅7cm程度の熱感紙に結果が印字されてきました。それを別の紙に書き写していました。

大きな声では言えませんが、「字が汚い」問題がありました。

→その心配はもうありません。

勢いに乗ってプリンターも新しくしました。しばらくは純正インクで運用します!!

(互換インクのコストは1/4くらいです。互換インクの誘惑に負けそうなので、楽天スーパーセールで純正品をポチっとしました。)

 

実は、印字できるできないは小さなことであって、、、

 

②計測できる項目が増えました。

貧血を例に挙げて説明をします。

赤血球数が少なくなることを貧血と言います。

 

下の図はどちらも貧血の子の検査結果です。

左図の子は、ピンク色の点々が横長に広がっています。ピンク色は網状赤血球であり、再生している場合に増加します。≒体は治ろうと頑張っています。

一方、右図の子はピンク色の点々があまり見えません。網状赤血球は少なく、治る力は弱いと言えます。

 

網状赤血球数は、右の子250、左の子8.5です。(正常値;10-110)

右の子は正常値の倍以上の網状赤血球数があります。再生性の貧血と判断します。

左の子は正常値を下回っています。再生不良性の貧血と判断します。

 

今までの機器では、赤血球数が少ない→貧血である、ことが分かりました。

新しい機器では、赤血球数が少ない→でも網状赤血球は多い→再生性の貧血である、ということも分かるようになりました。

 

最新機器はコストがかかります。

検査費用は従来は1650円でしたが、2500円とさせて下さい。

外注で健康診断をする場合は2000円にします。

情報量が増えたためのコストであると理解して頂けるとありがたいです。

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