レントゲンが新しくなります② 時代はDRへ

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2024.04.02

レントゲンが新しくなります② 時代はDRへ

次に導入するレントゲンシステムはDR(デジタルラジオグラフィー)と言います。

CRとの違いはフィルムがあるか、ないかです。

 

CRはデジタルにはなりましたが、現像機に挿入するひと手間が必要でした。

DRではシャッターを切ったら、すぐに画像が生成されるようになります。我々がイメージするデジカメと同じになりました。

 

メリット①現像機のスペースが要らない

現像機は100cm×50cm×80cm程度の四角い箱です。それなりの大きさがあります。

現在この現像機は手術室に設置してあります。

これが無くなると手術室が広くなる♡ちょっとわくわくしています。

 

メリット②撮影後の移動が無い。

レントゲン室と現像機は扉を隔てた隣です。ただ、手を伸ばせばOKの距離ではありません。

一度部屋から出る必要があります。→動物たちを掴まえている人をレントゲン室に残す必要があります。

(レントゲン室内に山積みの段ボールは点滴です。レントゲン室=物置兼用は動物病院あるあるです。)

 

メリット③今後はDRが進歩していく

現在企業の研究開発費はCRではなくDRに注がれています。

画質は現時点でもCRより優れていますが、今後差は拡大していくと考えています。

 

データの移行問題

開院以来の11年分のデータが今のパソコンには蓄積されています。

これらを新しいシステムに、全部移動させるのか、一部移動させるのか(一部だとしたらどれだけ?)、全く移動させないのか、はとても難しい問題です。

スマホを乗り換える時、写真・動画をどれだけ移動させるのか問題と同じです。

 

データ量が多くなると機械には負担をかけます。

今のデータの中には、亡くなった子や、引越した子のもあります。→今後使わないデータがあります。

一方で、若い頃に撮影した画像と、今とを比較することで、異常が分かる場合もあります。→今後必要なデータもあります。

 

カルテを1件ずつ調べ、データを仕分けることはさすがに手間がかかりすぎます。どこかで線を引いて、一括で移行させなければなりません。

 

この度の結論です。

・5年以内に撮影した全てのデータは残ります。

・また、5年以内に撮影した方の過去11年分のデータはすべて残ります。

 

こちらは開院していた当時の愛犬、ダックスの”そら”くんの画像です。

今でも、「健康的な心臓はこのように見えますよ。」とか「首の背骨はこんな大きさですよ。」の時にお見せしています。

個人情報を全く気にすることなく使用できる画像です。

前足のプレートが懐かしいです。今は整形外科はしませんが、骨折した愛犬に、自らねじ回しをして装着したプレートです。

 

最後の撮影日は2015年でした・・・。この年が命日です。

5年以内に撮影していないので、個別に保護してもらうように頼もうと思います。

 

5年以内には撮影していないが、データを残しておいてほしい方は是非連絡を下さい。

(さすがに連絡は無いだろうと思っていますが、言ってもらえば残しますよ!(^^)!)

期限は4月末くらいまでです。

 

 

 

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