我が家のラブラドール”もなか”さんは11才を迎えました。
大型犬の11才はかなりの高齢です。
もうそろそろ・・・・、とは思いながら、根拠はなくまだまだ元気な気がしていました。
先日の尿検査の結果です。
尿タンパク、クレアチニン比を調べました。
ビックリするくらい悪い値でした。
尿タンパク→低いほど良い(本来尿には出ないもの) 尿クレアチニン→高いほど良い(尿に出るべき毒素) UPC=尿タンパク÷尿クレアチニン→低いほど良い
尿タンパクの正常値は~13以下くらいです。20を超えるとそこそこ悪いと感じます。
”もなか”はなんと74.4でした。予想外の高値であり、ビックリしました。
腎臓はザルに例えられます。
(PKD腎臓内科クリニックさんのHPの画像です。診療案内|PKD腎臓内科クリニック(中央区八丁堀) (pkd-jinzounaika.com))
トマトを尿タンパクとします。尿タンパクは大きいのでザルで止まり、体に戻されます。→尿にタンパクは出ないのが正常です。
黄色い楕円がクレアチニン(毒素)です。毒素は小さいので、ザルから漏れて尿に出てきます。→毒素が尿に漏れ出るのが本来の腎臓の機能です。
”もなか”は尿にタンパクが大量に出ています。あんな大きなトマトがザルを通過するようになったのです。
ザルの目が粗くなったと言えます。つまり腎臓の構造が壊れた証拠なのです。
2023年1月の段階では、血液検査でのクレアチニンは正常でした。(2023年0.89 2022年0.82 2021年0.83)
現時点では、腎臓の構造は壊れてきたが、毒素を出す機能は維持できています。→だから元気です。
しかし、腎臓が壊れてきたのは間違いありません。今後は少しずつ毒素が出せなくなると想像します。
”もなか”さんの命のカウントダウンが始まった、と感じました。
カウントダウン期間が長いのか短いのかは、現時点では予想もつきません。
明るく楽しい闘病日記を目指し、教科書的な治療と、実際の選択肢を紹介していきたいと思います。