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勉強会で考えさせられた話「手術前に絶食は必要か?」
2018.02.26.
冬季は動物病院業界では閑散期にあたり、各種セミナーが開催されます。
昨日は、ペットフード会社主催で、勉強会が開催されました。


全国8都市を回って開催されます。

名古屋会場は金山のグランコートホテル。
軽食付き、右写真のようなお土産付き(製品のサンプルです)で、接待を受けているような感覚でした。

今回の講演会の中で、
「手術前に絶食は必要か?」という興味深く、面白いテーマがありました。

胃に内容物があると、麻酔覚醒時に嘔吐→誤嚥→肺炎というリスクがあります。
また、消化の最中には腸に血液が集中しており、麻酔の効き方が不安定になる、という見解もあります。

手術前に絶食するのは獣医業界において当然の考え方でした。

しかし、
絶食したって胃液だけを吐く場合がある。
絶食時間が長いと胃液の酸性度が強くなり、誤嚥した際の肺炎の重症度が増す。
という考え方もあるそうです。(この考え方を聞いたのは初めてでした。)

今回の結論は、
「手術の3-4時間前に、液状の食事を使うのがベスト。胃内容物も無くなるし、胃液の酸性度も低下する」でした。

そこで、術前には写真にのっている”新発売”ボトル状の流動食をおすすめします!!!
スポンサー企業さんあっての勉強会ですので、こういう結びとなります。


竹の山どうぶつ病院では、手術の日は当日朝からの絶食をお願いしています。
ドライフードは胃から無くなるのに、10時間程度必要とされます。(意外に長く消化されません。)
そのため当日のドライフードは禁止です。
朝8時までなら缶詰あるいは液体を少量ならOK、とすることも考慮したいと思います。

他の獣医さんはどう感じたかな?意見交換しながら方針を考えていきます。
面白い問題提起をもらった勉強会でした。

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